県内には数々の素敵な学校がありますが、まるでジブリの世界のような空間と、子ども達と先生の温かさで、スタッフ全員大ファンになってしまった学校があります。
それは、全校生徒6名の岩泉町立釜津田中学校さん。昨年度、岩泉町内全ての学校にお伺いし中学生を冊子で応援する企画でご縁をいただいたのでした。
緑に囲まれた校舎の入り口の横に置いてある沢山の薪は、中学生自ら薪割を行うためのもので、その薪をくべる玄関ホールの暖炉のぬくもりが、なんともいえない温かさを感じさせます。
更におしゃれな階段の手すり、三角窓、ステンドグラス、思わず手にとりたくなる本棚やほっとするかわいい放送用ブースと、いたるところが工夫いっぱいで、窓から見える外の景色は絵画のように美しく、室内なのに大自然にいるような不思議な感覚になるのでした。
そんな素敵な釜津田中学校さんも今年度で閉校になると知り、もう一度皆さんに会いたくて、かだるプログラムを実施させていただきました。
最初は、映像クリエーターの中坪さんのお話。その後はグループでの語り合い。「何歳くらいまで将来を考えたことある？」と聞いてみると「100歳」との答え。自分の年齢の何倍もの未来を既にイメージしているんだなーとしみじみ。生徒の皆さん全員しっかりと考えを持ち、人への思いやりのある姿勢にも驚きました。まわりからの愛を沢山感じて育っているのでしょうね。最後に、校歌を歌っていただき、この校歌も今年度で最後になってしまうと思うと寂しい気持ちでいっぱいです。でも、皆さんのことをいつまでも応援していますからね！　　全員でのお見送りも、山菜やお菓子のおみやげも、お礼状も、沢山の真心がとっても嬉しかったです。本当にありがとうございました！！