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3,11~大学生の考える復興~②

前回に続いて~3,11~大学生の考える復興~今回も2名の学生さんのレポートをぜひお読みくださいませ。

*******盛岡大学2年 袴田 新七さん******
 今回のかだるプログラムでは、「復興」をテーマに5人で意見を出し合った。この話し合いを通して私が一番大切だと思ったことは震災のおこった事実を「忘れない」ことである。直接的に復興とつながっているといわれたらそうではないけど、自分達大学生にできることは忘れずに、こういう話し合いの機会があったときは真剣に考える事だと思う。どうなれば復興か?という質問に対しても5人の意見はほとんど一緒で物質的なところではすすんでいるが、人の心などの内面的な復興という点で見た場合、復興することはないという結論がでた。どんなに街がきれいになっても被災した方の心の傷は消えないという言葉が印象に残ったし、すごく共感した。その中で人との出会いなどの人間関係が少しでも被災者の方の癒しになるのではないかという意見もいいと思った。 この復興についての話し合いで改めて自分が今、何ができるのかというところを再確認でした。また他の4人の方の意見を聞いてくよう関する点が多くあった。記憶を風化させない、震災があった事実を忘れないことを心のかたすみにおいてこれからも生きていきたいと思う。11年が経とうとしているこの時に「復興」を5人で話し合えて本当に良かった。

*******盛岡大学1年  小野寺 梓さん******
 今回の「かだる体験」を通して、どんなことを行うことで復興につながるか、それに対して自分は復興に向けての取り組みとして何ができるのか、話し合いをする中で色々と考えた点がいくつかあります。一つ目は、復興に向けての取り組みにより、人々ができるようになったことなどのメリットが生まれるがそれに伴いデメリットもつくのではないかと思います。例えば地域のコミュニティづくりのためにつき1回集会を行ったりなどの交流する機会を設けても、人が集まらなければ意味がありません。人と人とのつながりを保つのは震災で負った心の傷の回復やケアをしていくためにも重要な事とは言えど、まずは自分自身が震災の時を忘れないことが大切だと思います。自分が覚えておくことで、辻の世代に語れるうえ、そのまた次の世代、次の世代・・と継承していくことができます。二つ目は、自分が被災した地域に向けて何ができるかについて、他の人の意見を聞いていく中で、被災した地域の復興のために募金したり、今回の話し合いも含めて震災について話し合う場を設けたりすることで、震災を忘れない、また震災を知らない子が知るきっかけになると考えます。「かだる体験」は再度震災について知るきっかけとなり、自分にとってとても良い体験でした。

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