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学生企画③~県立大三河さん~皆さんに伝えたい事

学生企画3回目、第一弾最終回は、岩手県立大学三河さんのレポートです。学生の皆さんのみずみずしい感性から学ぶことの多い学生企画。
まだまだ第二弾のかだる等予定しておりますのでお楽しみに!

私は今回、高田松原津波復興記念公園を訪れた。そこは「東日本大震災による犠牲者への追悼と鎮魂」「震災の記憶と教訓の後世への伝承」などをテーマに整備されたところだ。私は震災当時、津波の被害を受けることはなかった。津波を経験したことがない私は、今回のこのツアーを通して、津波による被害の甚大さを肌で感じた。

 初めに東日本大震災津波伝承館の中を見学させていただいた。中に入ってまず目を引いたのが津波によって損傷を受けた消防車や大きな金属の板のようなものだった。説明を見ると、その金属の板のようなものは気仙大橋の一部だった。車やその車が走る橋という頑丈なものがここまで潰れて、もう使用不可能なほどにしてしまう津波の威力に驚きを隠せなかった。そのような威力のある波では人はいとも簡単に飲まれてしまうだろうと容易に想像できてとても恐ろしくなった。さらに館内を進むと、津波を受けた人の話を文字に起こしているものがあった。その一つ一つを読んでいくと津波を目の前にした時の恐怖や、津波によって愛する人を失った方の悲しみ、悔しさがひしひしと伝わってきた。「もし自分の家族や好きな人がそうなったら…」と考えると涙が出てきた。被害を受けた方は人に話すのも心苦しかっただろう。しかし、そのように文章という形として残してくれたおかげで私たちは、ほんの一部かもしれないが、津波の恐ろしさを感じることができる。この伝承館にいらっしゃった人は自分の家族に置き換えて考えてみてほしい。

 次に、伝承館を出て、高田松原に向かった。震災前の松原の写真ではあんなに生い茂っていた木がすっかりなくなり、現在は植樹した松が成長途中で、小さな木がたくさん生えていた。震災前の高田松原を直接見たことはないが、写真と見比べてみると違いは歴然だった。あんなにたくさんの松がなぎ倒されるほどの波を想像すると本当に恐ろしくなった。さらにTAPIC45という道の駅の損傷具合からも波の威力を感じることができた。

 最後に、気仙中学校という復興遺構として残されている建物を拝見させていただいた。そこは津波により建物は損壊したが、犠牲者は一人も出さなかった。日ごろから避難訓練に力を入れており、震災当日も先生の臨機応変な判断により、全員が安全に避難することができたようだ。

 今回の震災伝承ツアーでは津波の恐ろしさと共に、震災が起きたときのために備えることの重要性を感じた。津波を経験したことがない私でも津波について考える良い機会となった。岩手県全体でいえば、津波を経験したことない人の方が多いだろう。そしてこれから年月が経つにつれて、津波を経験したことがない人は多くなる。ぜひこの高田松原津波復興記念公園を訪れてほしい。そして、後世にも伝えていってほしい。

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