2007年05月07日(Mon)
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私は炊飯器を持っていない。その代わり、南部鉄器のごはん釜を愛用している。これが本当に優れもので、短時間で炊けるし、しゃもじを入れた時のふわっとしたご飯の感触が全然違うのだ。漆器も大好きで、下手な料理を盛り付けてもなんだかワンランクアップしたような出来栄えになる。何よりぬくもりがいいし、壊れても修理をしてもらえばずっと使える。岩手には本当にいい生活の道具がいっぱいあるなあと実感している。だが、先日、これらの道具がデパートでうやうやしく陳列されている様子を見たら、なんだか飾りの「美術品」のようだった。道具はやはり使われてなんぼ。どこか生活のにおいがしないと、そのよさはなかなか伝わりにくい。本領をうまく発揮できる場所を見つけるということは、人間もモノもなかなか難しいとあらためて思う。いや、本当はどこでも実力を出せてこそ「本物」なのかもしれない。そんな自問自答をしながら、今日も新天地の東京をさまよっている。 (神田) トラックバック(98) |
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